こだわり|人気のうめ醤油|福井の老舗「岩尾醤油醸造元」
こだわり
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製造工程
岩尾醤油醸造元では、厳選した素材と伝統的な製法にこだわり、豊かな風味と深いコクを持つ醤油を作り続けています。醤油の味の決め手となる麹作りから始まり、麹と食塩水を混ぜた「もろみ」を大桶でじっくり熟成。長期間寝かせることで、微生物が生み出す旨みと香りが最大限に引き出されます。搾りの工程では、金属タンクを使用せず伝統的な桶樽を採用し、ゆっくりと醤油を抽出。火入れでは適切な温度管理を行い、醤油本来の旨みや香りを最大限に高めます。丁寧な瓶詰めを経て、こだわりの醤油が完成。魚料理を知り尽くした初代・孫次郎が生み出した、極上の味わいをご賞味ください。
原料
主な原料としては、大豆・小麦・食塩など。
岩尾醤油では厳しい品質管理のもと、厳選された素材を使用しています。
このこだわりが、天然のミネラルを豊富に含みまろやかでおいしい醤油を生み出しています。

麹作り
醤油を作る上でもっとも重要な工程がこの麹作りです。
麹菌とは酵素を含んだカビの一種で、醤油会社によって違いがあり、これが各製品の性格を作り出しています。
岩尾醤油の醤油は、漁業を営み、魚料理を知り尽くした初代・孫次郎が魚の旨味をより引き出すため、独自の製法を実現いたしました。
創業時より今日に至るまで、変わらぬ製法を守り続けています。

仕込み
前工程で造った麹に水で溶かした食塩を混ぜ、大きなタンクへと入れます。
麹と食塩水を混ぜ合わせたものを「もろみ」と言います。
岩尾醤油はここで金属製タンクを使用せず、伝統的な桶樽でたっぷり時間をかけて醤油を寝かします。

熟成・発酵
つめられた醤油は、ゆっくりと時間をかけて様々な微生物の働きによって熟成が進みます。旨みと深みを引き出していきます。
この桶樽の中で寝かされた醤油をいよいよ次の工程で搾ります。
圧搾(あっさく)
熟成したもろみから美味しい醤油を取り出す重要な工程です。この作業は焦らず、じっくりと時間をかけて行うことが求められます。
大きな布を敷き、その上にもろみを丁寧に乗せて包み込み、自然に重量をかけながら少しずつ醤油をにじみ出させます。
火入れ
火入れは、醤油の仕上がりに大きな影響を与える重要な工程です。
搾りたての「生醤油」に適切な熱を加えることで、醤油特有の旨味や香り、艶を最大限に引き出します。また、火入れによって微生物の活動を止め、発酵を抑えることで製品の品質を安定させます。
完成
余計な雑菌などが入らないように細心の注意をして瓶詰めします。ラベルを貼ってようやく商品になり、店頭へ出荷されます。
岩尾醤油の自慢の味をご賞味くださいませ。

醤油の種類
醤油は、日本の伝統的な発酵調味料であり、料理の味を引き立てる重要な役割を果たします。一口に「醤油」といっても、地域ごとの風土や嗜好、醸造の歴史によって風味や色、製法が異なります。
日本農林規格(JAS)では、醤油を 「濃口醤油」「淡口醤油」「再仕込み醤油」「溜醤油」「白醤油」 の5種類に分類しています。それぞれの醤油の特徴や、料理に合う使い方を知ることで、和食はもちろんさまざまな料理の味わいをより深めることができます。
こいくち醤油 |
醤油消費量の約80%を占め、一般的に広く使われているのが「こいくち醤油」です。 つけ、かけ、煮物醤油の他、合わせ醤油にも適しています。 原料は大豆と小麦をほぼ等量に用い、塩分は16~18%です。 |
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うすくち醤油 |
色が薄く、料理の素材がもっている色や味わいを活かす料理には欠かせない醤油です。 原料には、大豆、小麦の他にむし米や甘酒を使います。 兵庫県龍野地方で造りはじめられました。塩分は18~19%です。 |
たまり醤油 |
とろりとしたこくのある味が特徴です。 料理の味を濃厚にしたい時にうってつけの醤油です。 照り焼き、煮物、せんべいなどにも適しています。 原料の割合は、大豆に極めて少量の麦を加えたものです。 愛知・岐阜・三重県などで古くから愛用されています。 |
さいしこみ醤油 |
「甘露醤油」ともよばれ、色も成分も特に濃厚な醤油です。 原料はこいくち醤油と同じですが、仕込みの工程で食塩水の代わりに醤油を使用するのが特徴です。 仕込みを二度繰り返すのでこの名称があります。 山陰地方、山口県、九州の一部で親しまれています。 |
しろ醤油 |
うすくち醤油より、さらに色の薄い醤油です。 茶碗蒸し、きしめんなど、できあがりを薄い色に仕上げたい時に使われます。 原料は精白した小麦と少量の炒った大豆で麹を作り、工程中で色の濃化を強くおさえます。 愛知県が主な生産地です。 |